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言いたくてたまらない I can't stop saying you.

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浜野安宏ブログ「言いたくてたまらない」
# by teamhamano | 2010-05-19 12:00

これはなんですか?


これはなんですか?_e0192242_11125456.jpg


企業の業績がいいときに本社ビルを建てると
このようなオブジェがビルの屋上を飾ることもありえる。

アサヒビール本社ビルはフランスの建築家
フィリップ・スタルクの設計した有名な建造物である。

このオブジェをこのアングルから見るには
本社ビルの中に入るしかない。
しかも会議室からのビューである。

私は、これが見たくてアサヒビールに勤める
知人を頼って見せてもらったのである。このビルが
建ったのと同じ頃、私はマイケル・グレイブスの
プロデューサーとして、あるいは安藤忠雄との
共同プロジェクトなどで建築プロデューサーとして
多くの建造物を作っていた。

私はフィリップ・スタルクを気にしていたが、
その進化が少し見えないでいた。
しかし、ずっと気になっていたのがこのビルだった。

このオブジェを創造した建築家も承認した経営陣にも
拍手を送りたい。この存在感は日本のあらゆる常識を
突き抜けながら浅草の新ステージを切り開く重要な
作品になっている。

アサヒスーパードライが成功し、
日本の経済が急性長のさなかに出来た、
だからこそ出来た記念すべき奇跡である。

これはなんですか?_e0192242_11133091.jpg

# by teamhamano | 2010-05-19 10:30

清水寺とEveとファイナルファンタジー

私は映画学生の頃、友人とマネキンに
全身真っ白の包帯を巻いて新宿新都心になる前の
浄水場や新宿、銀座などを4人のサングラスの男が
持ち歩く8ミリ映画を撮ったことがある。カメラは
マネキンよりも周りの目線を追いかけたのである。
最後には銀座松屋の屋上から放り投げて警察に
事情聴取されたことがある。

菱沼良樹とは何度も大きなイベント、ハプニングを行なっている。
最近では青山のAOビルが建つ前に1000坪の空き地に
白い砂利を敷き、菱沼とオランダの白い衣服をまとった
ダンサーを使って「アートによる地鎮祭」を行なった。

ハマノ・ネイチャースクールでは100人の日本の子どもと
100人のポナペ島の子どもで、布で出来た巨大な花を
太平洋の真中に浮かべた。

彼はいつも私の作品にとって絶好のキャストである。
欠かせない存在である。インドのタジマハールでも
大きな挑戦を共に試みようとしている。

根底に流れている表現への想いが同じなのだ。
今後も彼と挑戦を続けたい。

京都の清水寺でファイナルファンタジーなどの
キャラクターデザインを務めた天野喜孝さんと
インスタレーション『Eve』を行なうと言うので
見に行ってきた。

私は京都で生まれ、父が修験道の行者であったから
寺にも神社にも馴染んできたが、彼の試み密教的宇宙を
ディープに拡張して見せた。

今度は菱沼と誰か日本の先端技術と組んで
最 中国的風景の中で大きな出来事を起こしたい。


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Eve


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アートによる地鎮祭


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ハマノ・ネイチャースクール
# by teamhamano | 2010-05-18 11:00

渋谷スペイン坂、九份の階段界隈

人は狭い、ヒューマンスケールの小路が好きだ。
階段が好きだ。狭い、階段、坂、袋小路…。

台湾の九份で仕事をしている。
私にぴったりの舞台をもらった。
長年こんな場所を仕上げたかった。
気の合うクライアント、建築家たち、デザイナー…。

渋谷のスペイン坂も私は学生時代から提案していた。
百軒店、恋文横町、迷路、階段・・逃げも隠れもできた。
ナンパもした。楽しかった。
今、世界にこんな道を、界隈を増殖させている。

超高層はデザインしても、住んでも、はたらいても、つまらない。
なぜ蔓延るのかわからない。

渋谷スペイン坂、九份の階段界隈_e0192242_11561990.jpg

渋谷:スペイン坂

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台湾:九份
# by teamhamano | 2010-05-12 12:00

ウォーターフロントの風景と居住を現実のものとする

ウォーターフロントの風景と居住を現実のものとする_e0192242_110546.jpg


私はこの風景を創るために多くの自己犠牲をはらい、
人の人生を巻き添えにしてきた。しかし、やってきて
よかったと思っている。

京浜運河ではあるが海の側に集合住宅が建つ風景は
私が横浜ポートサイド地区のプロデュースをし、
公団住宅「アルテ横浜」を実現するまで日本には
あり得ない風景だった。

この風景のために決めたルールは下記のようなものである。

1:この地域を工業、倉庫などの用途地域から住居、商業が可能な地域にしなければならなかった。このためには建設省(現在国交省)の若手が頑張った。

2:できるだけ水際に集合住宅が可能なように、水に表を向けるように計画を誘導していかなければならなかった。このために横浜市の港湾局の若手が頑張り、都市計画局長が積極的だった。

3:この街に「アート&デザイン」というテーマを与え、事業者の利益を考えて、文化容積制度を創りアートや文化に建物の一階を提供するか、街に彫刻、壁画などを提供することで100%容積のボーナスを与えたのである。

4:建物がストリートに平行して立つように基壇を街路に平行させ、近接させるとともに、3階以上でセットバックさせ、最上階が平坦にならないよう、個性的なスカイラインのデザインを義務づけた。

5:色彩のポリシーを決めマイケル・グレイブスの巨大な壁画で街の色彩を示唆した。この企みは完全に実行されている。

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この壁画(マイケル・グレイブス)も、歩道橋(エットーレ・ソットサス)も私の執念のプロデュースで実現したものである。
# by teamhamano | 2010-05-11 11:00